ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2018年6月3日日曜日

2018/06/03 ニコニコちゃのchan♫

4月3日がお誕生日のさおりさんは、
今日で43歳と2ヶ月になります。

さおりさんのお誕生日には、
青少年の皆さんがベランダに集合して
歌のプレゼントをしてくれました!


♫ ニコニコちゃのchan(「となりのトトロ」替え歌)

ちゃのchan ちゃのchan ……

あなたの気づきが大地に種をうずめて
小さな芽 生えたら すべてのいのちが
輝くパスポート
心のぼうけん はじまる


いつもニコニコ ちゃのchan ちゃのchan
ちゃのchan ちゃのchan
いのちの森のみんなを癒してる
大好き ちゃのchan ちゃのchan
ちゃのchan ちゃのchan
もしも会えたなら すてきな幸せが
あなたに来るわ

あなたのとなりに泣いてる誰かがいたら
あなたの雨傘 さしてあげましょう
つぼみが開くよに
心の扉 開きます

※ 繰り返し

ちゃのchan ちゃのchan …… ♫


離れていても、
みんなさおりさんのことが大大大好きです!
いつもありがとうございます。



































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2018年6月2日土曜日

2018/06/02 水輪の原点はさおりさん

さおりさんの笑顔は私たちにとって
100万ドルの笑顔であり、とても力強く、
生き生きとして輝いてみえます。

私が頭でっかちで悩んで、水輪へ来た頃、
不平不満ばかり感じていたとき
さおりさんの生きる力に満ちた、生きていること自体がうれしい!
とでもいうような笑顔に出会って、
とても衝撃的でした。
そこから自分が変わっていったと思います。

私はそれまで、障害を持った子供さんや、
ある程度大人になった方たちと触れ合う機会がありました。

しかし皆さん、どこかおどおどとして、
親の顔色を伺い、
不安定さを持っていました。
色々なしがらみの中で生きているのだなと感じました。

それに比べて、このさおりさんの落ち着き様はどうでしょう。
人々を癒す柔らかい波動は、どこから来るのでしょうか。

それはやはり、愛されて育ってきたという一言に尽きると思います。

輝くような笑顔の理由は、
やはりご両親からのあふれんばかりの愛情にあります。
なにがあっても見捨てない、一緒に生き抜くんだという
ご両親の気持ちを感じているのです。

愛されて育つということの大切さが
さおりさんを見ていてわかります。

そしてその愛は、スタッフや実習生である私たちまでも
包んでくださります。

「もしあなたがさおりだったら、私はどうするかしら」
みどり先生はよくおっしゃいます。

もしみどり先生、研先生がさおりさんに対して無関心だったら、
あきらめていたら、
さおりさんは命がなかったでしょう。

同じように、私たちにみどり先生研先生が無関心だったなら、
私たちは今ここにはいないでしょう。

私たちの心の中のダイヤモンドの原石(仏性)を信じて、
一心に磨いてくださっている。
それがみどり先生研先生です。

そしてみどり先生の愛は、時に不動明王の愛に形を変えます。
不動明王はあの、恐ろしい憤怒の形相で、慈悲の愛を示しています。
片手に持ったカマで相手の心の迷いを断ち切り、
もう片方の手に持った鎖で、相手を絡め取って正しい道へと導いていく。

そういった荒業をしなくては、
重度の心の病を持った人たちや、無気力な子どもたちは変えられない。

それを70歳になった今でも
毎日両先生はしていてくださる。
とてもありがたく、頭が下がります。

今まで、いのちの森で、
奇跡のようにみんながよくなっていく姿を見ていて、
環境が良いのだろうか、
食べ物がよいのだろうかと、
はじめはよくわかりませんでした。

しかし今、私はわかります。
みどり先生はみんな人間の中にある
ダイヤモンドの原石(仏性・神性)を信じていて、だからこそあきらめません。

私たちを先生方は、本当の愛で包んでくれた。
私たちの魂を信じて、磨き続けてくれているからこそ、
みんながこのいのちの森でよくなっていくのです。

さおりさん、ありがとう。
みどり先生、研先生ありがとう。

―――私は、統合失調症として水輪でお世話になり、
18年間みどり先生、さおりさんと一緒に暮らさせていただいています。
その中で本当に自分の状態もよくなっていきました。

朝から晩まで、先生方と、さおりさんと、仲間と一緒に
裏も表もない生活をし、切磋琢磨しながら
心を高める人生をともに開き生きています。―――






























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2018年5月30日水曜日

2018/05/30 さおりさんの洗髪をしました!

週に1度、お風呂屋さんのアイムさんが来て、
さおりさんをお風呂に入れてくれます。

しかし、インフルエンザや風邪ひきさんが多い冬の間などは、
風邪を移されないよう、みんなで協力して
お風呂や洗髪、足湯などを行ないます。

今日はさおりさんの洗髪をしました!

さおりさんは、言葉を話し、伝えることができないので
ケアをするスタッフたちは、
どれだけさおりさんの身になれるかが試されます。
私達は日々、さおりさんからたくさんのことを学んでいるのです。

さおりさんのママは、
「さおりの言葉にならない心の声を聞きなさい」
といつも私達に、
心の声に耳をすますことの大切さを伝えてくれます。

私達は、いつでも入りたい時にお風呂に入れる。
頭や、髪だって洗える。

でもさおりさんは洗いたい時に洗えないんだと思うと、
さおりさんは忍耐力があるなと見習います。

さおりさんは、自分で頭をぽりぽりかいたり、
寝ていることも多いので、頭から汗もよくかきます。

言葉は話せなくても、
さおりさんはその体で精一杯伝えてくれます。

洗髪をしたあとのさおりさんの気持ちよさそうな顔に、
私達は今日も一日幸せでいっぱいです。





























2018年5月29日火曜日

2018/05/29 さおりさんのマッサージ

さおりさんは、
体を思うように動かしたり、伝えたりすることができないので、
ママがさおりさんの事を思い、
週3回もプロのマッサージ師さんを頼んでくれています。

「てあて」というところから、
山田さんというマッサージ師さんが来てくれています。

なかなか普段できないこと、
お座りをして背中をほぐしたり、
ていねいに足から頭までマッサージしてくれます。

最近さおりさんも山田さんと打ち解け、
リラックスしてとってもいい笑顔です。

2人とも心が通じ合っているようです。

さおりさんの笑顔は
みんなにとって太陽のように光輝き、
周りのみんなを幸せに包んでくれます。

てあての山田さんには、
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。

私たちも山田さんが来れないときは、
さおりさんを笑顔にできるよう
マッサージも学んでいきたいです。

































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2018年5月25日金曜日

2018/05/25 最近のさおりちゃんです

みなさま こんにちは!
いかがお過ごしですか?

さおりさんは、おかげさまで、元気いっぱいに過ごしています。

今年は暖かく、桜の開花も例年より早かったです。
日の光に向かって手を伸ばしていた葉っぱの赤ちゃんも
みるみる間に大きくなり、
きれいな緑色の葉で木々を覆っています。

さおりさんは、お外に行きたいのか、
窓からの景色をしきりに眺めています。
ベランダへ出ることが待ち遠しく感じます。

日差しは暖かくなったとはいえ、
気温はまだ肌寒いので、
さおりさんのお出かけはもう少し先になりそうです。

ナナカマドのさおりさんのベッドの枕元には、
お誕生日にいただいたカードが飾られています。
元スタッフのみさこさんからいただいたカードです。

「さおりさん、お誕生日おめでとうございます。
さおりちゃんが生きていてくれることに
感謝しています。
さおりちゃんと、ちゃのまるちゃんのママとパパと、
水輪の幸せをいつもいつも祈っています。」

という言葉が書かれています。

このメッセージを見ると、改めて、
さおりさんと一緒にいられることの幸せと、
水輪に関わってきてくださった方々の想い、
水輪を作ってきてくださった、
会ったこともないたくさんの方々の大切な想いを
無駄にしないよう、
受け取って、引き継いでいけるよう、
この大切な水輪という場所を守り、良くしていきたいと感じます。

ありがとうございます。































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2018年4月22日日曜日

2018/04/22 歯医者さん・歯科衛生士さんが来てくれました。


今日は歯医者さんが来てくださいました。
きたながの歯科医院の岡澤さんと歯科衛生士の大宮さんが来てくれました。
最初、さおりさんは、これから何が起きるんだ!?というような若干不安そうな顔でしたが、
顔のマッサージが始まると気持ちがいいのか、なんだか嬉しそうでした。
顔のマッサージは、私たちがやろうとすると、どうしてもさおりさんは嫌がってしましますが、
歯医者さんによると、顔のマッサージは、声を出しやすくするためにも、
とても重要なので、多少嫌がってもやっていくうちに慣れてもくるので、やってあげたほうが良いですよ、と言われました。
マッサージの後はいよいよ歯の検診です。
ライトがまぶしいので、と、目をタオルで隠されるとさおりさんはびっくりしてタオルを振り払おうとしましたが、
その手はしっかりとみどり先生が握ってくださいました。
みどり先生は、手を揉むようにマッサージしてあげなさいと私たちに指導してくださいました。
さおりさん、虫歯になっていないかな、とドキドキでしたが、
結果は、「とても綺麗です。問題ないですね」との事でした。
毎日よく歯磨きしているおかげです。
歯茎もとても綺麗ですと褒められました。
最後は、また顔のマッサージをしてもらって終わりました。
歯医者さんはとてもさおりさんのことを気にかけてくれて、笑顔でさおりさんに話しかけてくれていました。さおりさんもなんだか嬉しそうでした。
きたながの歯科医の岡澤さん、歯科衛生士の大宮さん、ありがとうございました。

2018年4月13日金曜日

2018/04/13 さおりちゃんは毎日どんな事を感じているのだろう

さおりちゃんは毎日どんなことを感じているのだろう…。
私たちが当たり前に出来て、さおりちゃんには出来ないことがたくさんあります。
私たちは、その苦しさ、そしてそのことを当たり前に出来ているありがたさをかみしめて、さおりちゃんの気持ちを常に考えてケアをさせていただいています。

さおりちゃんは気管切開をしています。
首にはカニューレという器具とレティナという器具を使い分けて付けています。
カニューレは、付けていることによって自動呼吸ができる器具です。
寝ている時などに着けます。
レティナは器具から吸って鼻から吐くという器具です。
レティナがなければさおりちゃんは声を出すことができません。
気管切開をする時に、みどり先生と研先生は、さおりちゃんは声を失うんだととてもショックを受けたそうです。
でもレティナという器具のおかげでさおりちゃんは今も声を出すことができます。

このカニューレとレティナを使って私たちは呼吸してみました。
カニューレとレティナ、どっちの方が楽かは意見が分かれたのですが、どちらにも共通なのはとても苦しいということ。
小さい穴でしか息を吸えない苦しさで、長くつけていることはできませんでした。
さおりちゃんは呼吸するのがこんなに苦しいのか、と驚き、私たちが普段あたりまえに呼吸できていることってとても幸せなんだと思いました。

ケアをしているスタッフは鼻チューブとオムツの体験もしたと言っていました。

鼻チューブは丸2日間付けており、学んだことは
ずっと付けているのは痛いから、さおりちゃんも鼻チューブを付けている時間はなるべく短い時間にしてあげてい、鼻チューブを付けていると喉が痛くて食べ物も水も飲みこむのが痛くてできない、鼻チューブから冷たい水を入れると胃に入ったときに冷たさが感じられて痛い、だからさおりちゃんにも冷たい水はだめだ(さおりちゃんの水はその都度冷たい水を鍋で10秒くらい温めるか、湯せんしています)
鼻チューブをとる時にいきなり速く抜いたら痛くて涙が出た、だから鼻チューブを抜くときはゆっくり抜いてあげなきゃいけないということです。
毎日3食鼻チューブを通してるさおりちゃんは本当に強いなあ、えらいなあと思ったと言っていました。

オムツをして過ごした時は排泄した後、そのまま料理作りを行なおうとしたら、下半身の気持ち悪さに耐えられなくてすぐにオムツを変えた、だからさおりちゃんもオムツはすぐに取り換えてあげないと、すごく嫌な気持ちなんだな、さおりちゃんは変えてほしくてもそれを言葉で伝えることができないから、私たちがちゃんと気付いてあげないといけない、と改めて思ったと言っていました。

ケアをしていても、本人の苦しさがわからなければ、本人の気持ちがわからない。
私たちは、さおりちゃんができなくて苦しいことを、さおりちゃんの手になり足になりやってあげたい。
さおりちゃんの体験をするということは、ケアの私たちにとって、とても重要だと思います。
さおりちゃんが何を訴えているのかを、すぐにキャッチできるように、これからもさおりちゃんの心の声に耳を傾けていきたいと思います。

2018年4月12日木曜日

2018/04/12 さおりちゃんの歯磨き



今日はさおりちゃんの歯磨きについてご紹介します。

さおりちゃんの歯はとても綺麗です。
てんかん薬である、抗痙攣薬を打つと多くの人が歯茎が膨れるのですが、
さおりちゃんは1歳からずっと磨いていて歯茎もとても綺麗だと褒められます。
毎日毎日1回も欠かさず43年間磨いてきました。
そのせいか、口の中はとてもいい状態です。

さおりちゃんは朝・昼・晩の3食のご飯前に必ず歯磨きをします。
さおりちゃんは口から食事をすることはできませんが、必ず3食歯磨きをします。

何故かというと、普通、人は食べ物を見たり、
匂いを嗅いだりすることで自然と唾液が出ます。
唾液が出ることで胃が消化を助けます。
しかし、さおりちゃんのように自分でものを食べれない子は唾液が出てきません。
そのまま鼻チューブを入れて食べ物を入れると、唾液がないために、
食べ物が逆流し、それが肺に落ちる可能性があります。
食べ物が肺に落ちて肺炎になってしまうと大変です。

そのために歯磨きをしてあげて、歯に刺激を与えることで唾液を出させてあげるのです。
このことは、さおりちゃんの歯を見てくれる口腔ケアの方に教わりました。
ですが、私たちは、口腔ケアの方にその事を教わる前に、
3食さおりちゃんに歯磨きをしていたのです。

さおりちゃんが虫歯になったり、口臭を防ぐために歯磨きをしていました。
歯磨きをしている時もさおりちゃんのことを1番に思って行っています。


さおりちゃんの歯磨きのやり方は、

綺麗に洗った歯磨き専用のカップを使用前の歯ブラシを入れる用、
使用後の歯ブラシを入れる用、
カテーテルを入れる用の3つ・波動水(さおりちゃんの場合)・
口用スポイトを用意します。
歯ブラシ前・後入れる用には湯冷ましを歯ブラシがつかるくらいまで入れます。
なぜ湯冷ましかというと、水道管を通ってきた水道水をやかんで沸騰させることによって、
水道水より、更に消毒されたものを使うためです。

そしてさおりちゃんに「歯磨きするよ~」と話しかけ、
そっと口を指で開けて歯茎を撫でるようにマッサージします。
手の菌が口に入らないよう、手袋をして行います。

歯茎のマッサージのあと、歯を優しく、しっかり磨きます。
歯の裏側なども磨きます。
私たちは普通の歯ブラシの他にもう一本手術用の柔らかい歯ブラシを使っています。
丁寧に歯を磨いた後はすすぎます。

さおりちゃんは研先生が舌ブラシを買ってきてくださったので舌も磨いています。
うがいができないために、口用スポイトで波動水を口に入れ、
口から水がこぼれないよう吸引機でカテーテルでその水を吸います。
この時、水が喉に入るのを防ぐために喉にはタオルを敷いておきます。

最後に口をタオルで拭いたら終わりです。


歯磨きはさおりちゃんも最初は嫌がっていました。
嫌がっているのに無理やりやったり強くして傷つけたりしてしまうと
それがトラウマでさらに歯磨きを嫌になってしまいます。
常にさおりちゃんのことを考えて、反応を見て、話しかけながら行うことで、
今は前に比べてだいぶ嫌がらなくなったとケアのスタッフの1人が言っていました。

4月の半ばに歯医者さんがさおりちゃんの歯を見に来てくれます。
ずっと綺麗な歯でいられるようにさおりちゃん一緒に頑張ろうね。