ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2018年8月19日日曜日

2018/08/19 喜多郎コンサートがありました!

みなさま、こんにちは!

こちら飯綱では、お盆が過ぎ、朝晩すっかり肌寒くなってきました。
さおりさんも体が冷えやすいので、暖かくするよう気をつけています。

先日の喜多郎コンサートでは、みんなの太鼓の披露も無事成功しました。
応援してくださった皆様のおかげです。

披露した太鼓の曲想は、いろいろなメッセージを当てはめてリズムを作ります。
一番ベースになる基本のリズムは、
なんと「さおりさん、さおりさん」の3拍子です。

鼓童のよねちゃん先生の指導で、演奏する皆がメッセージを選んで曲作りもしました。
他にも、“今に生きる””必死に生きる””お水がおいしい””お米もおいしい”などの
メッセージをリズムに乗せて太鼓を叩きました。

コンサートの当日、演奏時間には、さおりさんはスヤスヤと静かに眠っていましたが、
もしかすると体を抜け出して、
みんなの演奏を聴きに会場へ遊びにいっていたのかもしれません。

みどり先生、研先生はよく「私たちは、徒労にかけている」とおっしゃっています。
徒労に終わるのではなく、徒労にかける。
キリスト教の言葉だそうですが、やってもやっても成果の出ない、意味のない苦労。
それを、結果が出ないにも関わらず、やり続けることに人生をかけている。
早穂理さんを、少しでも良くしようと、あきらめずにやり続け、自分を深め続けた43年間。

私たちスタッフは、その言葉を聞き、生き様を近くで見せて頂き、
もう一度自分の生き方を見直していくことが、必要だと思います。


























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2018年8月15日水曜日

2018/08/15 早穂理さんの歯

先日、早穂理さんの歯の検診をするため、
北長野歯科医院の先生が往診にいらしてくれました。

早穂理さんは、ご飯の前に必ず歯ブラシをします。
1日2~3回は、丁寧に磨いています。

早穂理さんは流動食のため、私たちお口で食べられる人とは違い、
ご飯のにおいや視覚で唾液が出てきません。

歯ブラシをすることで、口の中を刺激して、唾液を促し、
消化を助けることと、ご飯が逆流して肺に入るのを防ぐことができる効果があると、
北長野歯科医院の歯科衛生士さんから教わりました。

早穂理さんは、教えてもらう前からも実践していたのですが、
理由を知るとさらにやってあげなくちゃとみんなで協力して歯ブラシをしています。

3ヶ月に1回の検診は、私たちにとって、
早穂理さんの歯を良い状態に保つためにとても大事な日です。

そして、早穂理さんのように寝たきりの状態では、
なかなか歯医者に行けない人でも、家まできて往診をしてくださる、
北長野医院の先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。

これからも早穂理さんの口腔ケアをしっかりしていきたいと思います。

(A.H.)




























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2018年8月6日月曜日

2018/08/06 夏風邪

みなさまこんにちは!いかがお過ごしですか?

この間、天変地異や災害などが次々と起こっています。
被害に遭われた方のご無事をお祈りしています。

少し前になりますが、こちら飯綱では、さおりさんが少し体調を崩してしまいました。
軽い夏風邪ですが、それでも一気に体温が38度へと上がってしまい、
いそいで抗生剤を飲み、熱を抑えて、なんとか落ち着きました。

さおりさんの笑顔は、まわりの皆を癒してくれる太陽のようです。

この6年間は、スタッフの平岡さんがさおりさんに根気強く語りかけ、
ケアしていたためか、さらに輝くような心からの笑顔をみせてくれることが増えました。お返事もかえしてくれます。

スタッフみんなで、自分の不注意を反省し、
これからもさおりさんの笑顔を守り続けることができるよう、
祈る気持ちでケアさせていただきたいです。

(R.S.)



























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