ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2020年5月27日水曜日

さおりさんケアの実習において

先日、天候もよくとても心地いい日だったので、
さおりさんはベランダに出て日向ぼっこをしました。
寝たきりのさおりさんをベランダまでお運びするのは一苦労。
汚れないようベランダにゴザを敷いたり、吸引機やお布団を準備したり。
また、ここ飯綱の天候は標高が高いせいかとても天候が変わりやすく、
タイミングを見計らわらなければなりません。

私は初めてさおりさんをベランダまでお運びするのでやや緊張していました。
とにかく移動する際、手足が滑ったりして転んではいけないと。
さおりさんケアの実習において、やはり人の命とかかわるわけですから、
絶対に失敗してはいけない瞬間があります。
そのためにケアのための練習だったり、準備だったり、
々自分自身の至らない点を磨かなければなりません
眠い時も体が疲れているときもありますが、
どこまで自身と向き合いこの実習を行うことができるか、
それが今後のさおりさんケアの良し悪しにつながってくるのだな、と感じました。

2020年5月26日火曜日

福祉の原点は愛

今夜のさおりさんは、寝入りばなに発作が頻発し熟睡できるまでに時間を要したようですが、今はスヤスヤと穏やかに眠っています。
私はそこから引き継ぎ、さおりさんケアに入らせてい頂きました。
さおりさんは眠っている間も、ちょっとした物音で発作がおきることもしばしば。
発作が起こるたびにその苦しみを、言葉で表現できないので体全身で表現します。
今夜は睡眠中の発作後、発汗もあった為か腹部の痒みを訴えることが多く、
彼女がお腹に手を伸ばすたびに、代わりに私がお腹をさすっていました。
そんな時に思い出したのが自分の母親のこと。
私は幼いころからアトピー持ちで、アトピーが悪化すると寝入りばなに痒くて苦しくて、そのたびに母が代わりに気を紛らわすために痒い部分を軽く叩いてくれたりしてくれました。その時の記憶があるから、痒がるさおりさんにも何となくできているのかな、
と感じました。

与えてもらった沢山の優しさ、その体験を次は誰かのために与えられたら、
さらにその連鎖が周囲にも伝わっていったら、きっと幸せに感じるんだろうなぁ、

2020年5月20日水曜日

今年初お外で日向ぼっこ

みなさまこんにちは!
私たちは、さおりさんが穏やかに過ごしていたり、
とても嬉しそうな顔、満ち足りた笑顔をして眠っている様子をみていると
自分自身とても幸せになります。
さおりさんは周りにいる私たちを癒してくださっています。
逆に、自分が何かに囚われていたり、雑念に支配されていると、
さおりさんと繋がることが出来ず、さおりさんの発信しているサインを
見逃してしまいます。
さおりさんと繋がっている状態がとても幸せに感じます。

今日は今年初めてベランダへ出て、日向ぼっこをしました。
皆で集まって記念撮影です。
さおりさんは大喜びで、風を感じながらイングリッシュハープの演奏をしました。
とっても上手です。
さおりさんはハープを弾くのが大好きです。
お外を満喫できました。
これからも出来る限りお外に出て、さおりさんに日向ぼっこをさせてあげたいです。


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