最近強く感じるのは、みどり先生、研先生の深い愛情によって私たちは守られているのだなあということ。ここまで愛を与えてくれる人は他に出会ったことがない。厳しくも本当の優しさで接してくださる。私たちの仏性を心から深く信じてくれている人。
私たちが成長してこられたのは、先生方が信じ続けてくれたからです。さおりさんのことは46年間諦めずに育ててきた塩澤先生方。私たちのことも絶対にあきらめない。みどり先生から何回かこのお話を聞いて印象に残っています。
十字架上のイエスの死について。
イエス様は十字架にはりつけにされて、絶望して嘆いて神に言ったそうです。
「神よ、なぜ私をこんな目に合わせるのです。貴方の愛し子の私をどうして助けてくれないのですか」と。
すると次の瞬間、イエスの心に大きな転換が起こりました。
「おお神よ、あなたは私を深く愛しているからこそ、この試練を与えてくださったのですね。」
そういってイエスは神を最後まで信じ死んでいった。
人を良くするには信じる心が一番大切なのではないかと感じています。私たちの中にもある信じる心を、愛を育てていきたい。今度は人に与えられるように。
”愛を知るために(学ぶために)生まれてきた”とはみどり先生がよく本に書く言葉です。その通りだとしみじみ思います。
文 佐藤理恵