ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2014年7月27日日曜日

日向ぼっこ


皆さんこんにちは。今日は、さおりさんがベランダに日向ぼっこに出れた報告をします。 
 さおりさんは恥ずかしがり屋なので、カメラを向けるとプイ、と違うほうを見たり、顔が無表情になってしまうのですが、今回はいい顔で、いい写真が撮れたと思っていたのですが、光が多すぎて真っ白になってしまいました・・ざんねん・・。
 何はともあれ、さおりちゃんはとてもよろこんでいました。普段、部屋の中では感じることのできない、風のそよぎ、日光のまぶしさ、虫が飛んでくる羽音など、それらすべてを体全体で感じていました。赤いリボンの麦わら帽子も、よく似合っていました。今日のように、今年は天候のいい日に、さおりちゃんのサイクルの許す限り、外に出て日向ぼっこをさせてあげたいと思います。
       
                               担当;さとう

2014年7月24日木曜日

体験することで、初めて痛みがわかる



 みなさん、こんにちは。今日は、みどり先生の言葉から思ったことを書かせていただきます。先日、みどり先生は、歯から菌が入って、骨髄炎になってしまいました。なかなかさおりさんの傍から離れられず、2,3日、歯の痛みを我慢していたのですが、頬が赤くはれてきたので病院へ行ったところ、骨にまで炎症がおこっているといわれました。
 みどり先生は,「さおりも頬が赤くはれているときがあった。その時はわからなかったけれど、この痛みは、さおりも経験した痛みかもしれない。」と。
 それから、みどり先生がよく言うのは、自分がなにか痛かったり、不調があったりすると、「神様が、さおりちゃんの痛みをよくわかるために、私に痛みを体験させてくれている」
ということです。
 それを聞いたときああそうか、と思いました。私だったら、ただただ、痛みや、不快感に巻き込まれてしまって、痛い、痛い、と頭が「痛み」に支配されてしまいますが、頭を切り替えて、これも、さおりちゃんの痛みがわかるためだ、と思えば、痛みをこらえたり、どんな痛みか分析したり、さおりちゃんも頑張ったのだから、私も頑張ろう、と思えるのではないかと思いました。そして、わたしも少しでも、さおりさんの痛みをわかり、それに寄り添えるような行動をとれるようになりたい、と思いました。



                             担当;さとう