ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2018年6月2日土曜日

2018/06/02 水輪の原点はさおりさん

さおりさんの笑顔は私たちにとって
100万ドルの笑顔であり、とても力強く、
生き生きとして輝いてみえます。

私が頭でっかちで悩んで、水輪へ来た頃、
不平不満ばかり感じていたとき
さおりさんの生きる力に満ちた、生きていること自体がうれしい!
とでもいうような笑顔に出会って、
とても衝撃的でした。
そこから自分が変わっていったと思います。

私はそれまで、障害を持った子供さんや、
ある程度大人になった方たちと触れ合う機会がありました。

しかし皆さん、どこかおどおどとして、
親の顔色を伺い、
不安定さを持っていました。
色々なしがらみの中で生きているのだなと感じました。

それに比べて、このさおりさんの落ち着き様はどうでしょう。
人々を癒す柔らかい波動は、どこから来るのでしょうか。

それはやはり、愛されて育ってきたという一言に尽きると思います。

輝くような笑顔の理由は、
やはりご両親からのあふれんばかりの愛情にあります。
なにがあっても見捨てない、一緒に生き抜くんだという
ご両親の気持ちを感じているのです。

愛されて育つということの大切さが
さおりさんを見ていてわかります。

そしてその愛は、スタッフや実習生である私たちまでも
包んでくださります。

「もしあなたがさおりだったら、私はどうするかしら」
みどり先生はよくおっしゃいます。

もしみどり先生、研先生がさおりさんに対して無関心だったら、
あきらめていたら、
さおりさんは命がなかったでしょう。

同じように、私たちにみどり先生研先生が無関心だったなら、
私たちは今ここにはいないでしょう。

私たちの心の中のダイヤモンドの原石(仏性)を信じて、
一心に磨いてくださっている。
それがみどり先生研先生です。

そしてみどり先生の愛は、時に不動明王の愛に形を変えます。
不動明王はあの、恐ろしい憤怒の形相で、慈悲の愛を示しています。
片手に持ったカマで相手の心の迷いを断ち切り、
もう片方の手に持った鎖で、相手を絡め取って正しい道へと導いていく。

そういった荒業をしなくては、
重度の心の病を持った人たちや、無気力な子どもたちは変えられない。

それを70歳になった今でも
毎日両先生はしていてくださる。
とてもありがたく、頭が下がります。

今まで、いのちの森で、
奇跡のようにみんながよくなっていく姿を見ていて、
環境が良いのだろうか、
食べ物がよいのだろうかと、
はじめはよくわかりませんでした。

しかし今、私はわかります。
みどり先生はみんな人間の中にある
ダイヤモンドの原石(仏性・神性)を信じていて、だからこそあきらめません。

私たちを先生方は、本当の愛で包んでくれた。
私たちの魂を信じて、磨き続けてくれているからこそ、
みんながこのいのちの森でよくなっていくのです。

さおりさん、ありがとう。
みどり先生、研先生ありがとう。

―――私は、統合失調症として水輪でお世話になり、
18年間みどり先生、さおりさんと一緒に暮らさせていただいています。
その中で本当に自分の状態もよくなっていきました。

朝から晩まで、先生方と、さおりさんと、仲間と一緒に
裏も表もない生活をし、切磋琢磨しながら
心を高める人生をともに開き生きています。―――






























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