ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2019年6月6日木曜日

2019/06/06 水輪での学び

みなさん、こんにちは!とうとう6月になりました。
あっという間に、一年の半分が過ぎてしまったように思います。

以前、私が水輪へ来たばかりのころ、
父を亡くした私に研先生は、
生老病死のお話をしてくださりました。

人生の中には、4つの大きな苦しみがある。
一つは、生まれる時の苦しみ。
もう一つは、老いてゆく苦しみ。
そして、病を得る苦しみ。
最後に、死ぬ苦しみ。

四苦八苦という言葉通り、
それらに合わせて、さらに4つの苦しみが生きてゆく中ではある。

私は当時、父の死をどう受け止めたらよいかわからず、
他の人へ話すこともできませんでした。

自分の中の悲しみ、苦しみを、どう表現したらよいかわらかず、うろたえました。
友人に打ち明けたところで、だれも理解してくれず
「ふーん」といって会話が終わってしまいました。

そんな私に、研先生はこの話をしてくださり、
心を尽くしてもてなしてくださいました。

その後、母の死、祖父の死、祖母の死にも会い、
一人っ子だった私は、天涯孤独となりました。

研先生は(みどり先生も)
私の探し求めているものの答えを知っているように思えました。

私が今、経験している苦しみは何なのか、
自分の人生の中でどんな意味があるのか、
人の病はなぜなるのか、死とは何なのか。

そういったことを考えていく中で水輪に出会い、
さおりさんに出会い、
私はここ水輪で学んでゆきたいと心を決めたのでした。

(R.S.)


<こちらもあわせてご覧ください!>