ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
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2020年4月30日木曜日

さおりさんは私にとって先生です。

さおりさんは、てんかん発作がある為なかなか寝付けない時もたくさんあります。
さおりさんは言葉を話すことが出来ず、さおりさんがしたいことは、
「あ~」とか「う~」とか一生懸命言ってくれます。
ですが、私達には、さおりさんが言っている
「ここが痛い、こうしてほしい、あーしてほしい」とい言う事を聞きとる事ができません。
さおりさんは一生懸命私たちに「あー」とか「うー」とか言って自分のしたいことを伝えようとしてくれます。
そして、私たちに伝わらない時は、頭を引っ張ったり、お腹が痛い時は、お腹を叩いたり、言葉の変わりにボディーランゲージを使ってさおりさんは一生懸命伝えてくれています。
だから、私達が本当にやらなければいけない事は、言葉にならない心の音を聞くことです。
さおりさんの言っている言葉にならない音を一生懸命聞くこと、それは、さおりさんが、私達に訴えている、何よりの生きている証なのですから。
なかなかお母さんのようには、さおりさんの心の音をうまくキャッチすることができずに
「さおりさんごめんね。」といつも思っています。
さおりさんと向き合うことは、自分と向き合うこと。
自分の心を研き澄ませてなければ、さおりさんに本当に真向かっていなければ、雑念に支配されさおりさんの心の音を聞くことができません。
私の、雑念を払い日々成長させてくれる、結果になっています。
本当にさおりさんは、私にとって先生です。
いつもいろいろなことを教えてくれてさおりさんありがとう。
心から愛しく思っています。
今日もさおりさんが元気で1日過ごせますように・・・
(A.H)

最近のさおりさんの写真です。
散髪もしてさっぱり。
さおりさんの言葉にならない心の声を聴くこと。
与えてるのは私たちではなく、私たちがさおりさんから多くのことを与えて頂いています。
さおりさんの笑顔が見れると本当に幸せです。

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