厨房スタッフが作った、ニシンの昆布巻きと、黒豆、くらかけ豆、そしてお雑煮の具のしらえびを、ミルで細かく砕いて、同じようにミルで砕いた酵素玄米、お野菜とともに、いただきました。
さおりちゃんのお食事は、流動食ですが、畑から採った30種類以上の野菜を使っています。野菜を細かく刻み、コトコトと弱火で煮込みます。30分煮込んだところで、御飯用の野菜をとりわけ、残りのお野菜はそのまま1時間以上煮込み、昆布椎茸だしとあわせて、野菜スープをとります。スープは、食間にお鼻のチューブで飲みます。
御飯用に煮込んだ野菜は、味噌汁仕立てにして、松の実や、クコのみ、いくつかの乾物を入れて味を整えミルでくだきます。味噌も、梅干しも、発酵食品は体にいいので欠かせません。
さおりちゃんは、お鼻のチューブで食べるようになってから栄養状態が以前よりよくなりました。以前は、気管切開をしているので気管に食べ物が落ちるのをおそれて、食べれないものがありました。しかし、今は乳製品などもとれるようになっています。
研先生は、さおりちゃんに、できる限りいいものを食べさせたいと思って厳選した食材を買ってきてくださり、今までも、おいしいものを食べさせたいとさおりさんのためにいろいろな料理を作ってきたそうです。たくさんの思いのこもった食べ物は、さおりちゃんの元気のもとになっています。