ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2015年3月26日木曜日

春の女神様

もうすぐ春です!

 さおりさんは、もうすぐ4月3日に、40歳のお誕生日を迎えます。
長野では、33日より、一か月遅れて43日に雛祭りのお祝いをする風習があるそうです。女の子の日に生れたさおりちゃん。春生まれのさおりちゃんは、春の女神さまみたいだなあと思うことがあります。飯綱はまだまだ、寒い日がつづきますが、暖かい春を皆、心待ちにしています。

 飯綱の春は、まず雪解けの水でできた小川の音がします。まだ雪の積もった畑の上を歩くと、雪原にどこからか、水の流れる音がするのです。そして、しんとして静寂に包まれていた朝の空気に、小鳥たちのさえずりが小さくきこえはじめます。小鳥たちの声がきこえだすと途端に、にぎやかになります。
 

 畑では、雪の下であたためられた新しい土がホッコリと、しだいに顔をだし、雪と土のあいだにコケが生え始めます。張りつめていた空気が、だんだんゆるみ、さまざまな生き物たちが動き始め、あらゆる植物が芽吹きだします。
生命エネルギーに満ちた春は、もうすぐそこです!期待に胸がおどります!!