ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2015年5月1日金曜日

さおりちゃんの誕生日

さおりちゃんは43日で、40歳の誕生日を迎えました。

 当日は、お誕生会を予定していたのですが、さおりちゃんの生活サイクルが夜起きているパターンだったので誕生会が始まるころには眠ってしまいます。なので急遽、皆が朝食を食べた後、さおりちゃんのところへ集まってもらいました。ちょうど、さおりちゃんは2食目をたべているところでした。

 ファームのみんなには、いつも新鮮でおいしいお野菜を届けてくれてありがとう、を伝えました。


それから、さおりさんの指数えを、皆へ披露しました。指数えは、さおりさんの40年間の成果で、熱く絞ったタオルで指をふきながら「いーち、にーい、さーん、」とかぞえていくと、さおりさんが次の指をぴょこっとあげてくれるのです。本人は眠かったのですが、とってもいっしょうけんめい指をあげてくれて、みんなも応援してくれました。
努力して、練習すればできるようになるのです。そのことをさおりちゃんは、わたしたちに身をもって示してくれました。
それから、みどり先生がこの40年間さおりさんと過ごす中で学ばれてきたことをおはなししてくださいました。みどり先生は、観察する目がたいせつだとおっしゃっていました。さおりさんを見ていると、人間は本来何でも知っていると、さおりちゃんはおなかが痛いときに、自然とヨガのポーズをとっていたり、頭が痛いときに首筋の動脈をしぜんとおさえていたりしている。さおりさんの何気ない動作にも、気を付けてみているとしっかりとした意味があるとおっしゃっていました。

皆で、お歌も歌ってくれました。とても、貴重な時間を過ごすことができました。

皆さんからの、すてきなお花のプレゼントもたくさん届きました。どうもありがとうございました。