ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2015年5月31日日曜日

さおりさんの竣工式

皆さまこんにちは!こちら飯綱は新緑あふれる季節さわやかな風が吹きわたっています!
 そんななか、新しく建設された「森のいずみ」と「森のことり」の竣工式が5月15日に行われました。
 当日は、水輪にゆかりのある、10年、20年来水輪を応援し支えてきてくださった方々、水輪の古くからの会員さん、ワークスタデイの卒業生、親御さん方が、いらしてくださいました。なんと170名のかたがたがいらしてくださいました。
 そのほかにも、当日すてきなお花を送ってくださった方、ありがとうございます。
電報も、ありがとうございます!スイカを送ってくださった方、さおりさんの絵本を作って持ってきてくださった方!ありがとうございます。
宮島先生による神事からはじまり、梵天さんの太鼓演奏、ファームメンバーによるソーラン節、などいろいろなみどころがありました。
 懇親会パーティーには、養生塾の方も食べれる、自然食がたくさんと、特大サイズのさおりさんのお誕生日ケーキが用意されました。
しかし、さおりさんは、みんながいそがしくしているあいだ、おりこうさんにしていようと思ったのか母屋のナナカマドのお部屋ですやすやとねいきをたてて、眠っていました。
 そんなさおりさんの元へ、お客様が初代プチママンの太田すみさんです。わざわざ富山から竣工式のために来てくださいました。すみさんは、京大出の才媛で、以前さおりさんと4年間ほど過ごしていく中で、自分の中の母性が育てられ、女性らしく明るくなられました。今は、結婚されて実家の富山のほうで暮らされています。さおりさんの、安らかな寝顔をみて、満足して帰られました。
 次の日の朝には水輪理事で歯科医師の、山本先生がさおりちゃんの元へ来てくださいました。山本先生がくれた歯磨き用の口を開けておく器具、あの後使ってみたら、使いやすいです。おしゃぶりみたいな感じで、さおりちゃんに噛んでもらって、口が大きく開く面と、小さく開く面があり、調節できます。
 5月に入って、さおりさんは、風邪をひいたり、腰を少しいためたりしています.(風邪は、早く処置したため軽く済みました)もっとさおりさんの手となり足となり、さおりさんのこころの声を聴けるようにしていきます。さおりさんは、みどり先生研先生の愛によって生きているのだと思います。私たちも、さおりさんのケアをすることで、ひとを愛することを学び、さおりさんの命が喜び輝くことを基準に生きていきたいです。水輪は、そうやってできてきたのだと改めて感じました。