ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2019年1月14日月曜日

2019/01/14 さおりさんから学ぶ強さ

みなさん、こんにちは!
さおりさんは、先日の風邪からだいぶ快復し、おかげさまで、元気に過ごせています。
毎回食事の際には、リビングにあるお椅子(リクライニングチェアー)まで
出かけていって(運んでもらって)、食べています。

さおりさんと共に暮らすことは、いろんな面で精神的にも肉体的にも鍛えられます。
さおりさんは、何度も言うように、25時間周期で、私たちとは少し違い、
一日のサイクルが少しずつずれていくので、
朝から元気に起きている日もあれば、
夜中の1時にやっと起きだす日も(薬の副作用で日中ずーっと眠っている日も)あります。

塩澤みどり先生、研先生は、43年間、
そのさおりさんの周期に合わせて互いに協力しあいながら介護、子育てをし、
生活を共にされてきました。

4年前まではさおりさんにご飯を食べさせるため、
交代で自分の口でかんでさおりさんの口にスプーンで入れ食べさせていました。

研先生は日中、外まわりの買い物や銀行振込などの仕事をして、
出かけながら夕方早めに休み、
朝方夜中の2時頃には起きて夜中起きているさおりさんのケアをしていました。
みどり先生は、真夜中まで起きて、朝方眠るサイクルの生活をされていました。

今は、さおりさんのお食事、夜中のケアは、
スタッフが受け継がせていただいております。

さおりさんと一緒にいさせていただいて、さおりさんを守るということは、
こんなに自分を強く保っていられるのだなと驚いています。
どんなにハードなスケジュールでも、
さおりさんの笑顔や安らかな寝顔を守るためなら、
なんでもできるような気持ちになります。

実際とてもいとおしく、とっても愛らしいさおりさんを感じます。