さおりさんは、先日の風邪からだいぶ快復し、おかげさまで、元気に過ごせています。
毎回食事の際には、リビングにあるお椅子(リクライニングチェアー)まで
出かけていって(運んでもらって)、食べています。
さおりさんと共に暮らすことは、いろんな面で精神的にも肉体的にも鍛えられます。
さおりさんは、何度も言うように、25時間周期で、私たちとは少し違い、
一日のサイクルが少しずつずれていくので、
朝から元気に起きている日もあれば、
夜中の1時にやっと起きだす日も(薬の副作用で日中ずーっと眠っている日も)あります。
塩澤みどり先生、研先生は、43年間、
そのさおりさんの周期に合わせて互いに協力しあいながら介護、子育てをし、
生活を共にされてきました。
4年前まではさおりさんにご飯を食べさせるため、
交代で自分の口でかんでさおりさんの口にスプーンで入れ食べさせていました。
研先生は日中、外まわりの買い物や銀行振込などの仕事をして、
出かけながら夕方早めに休み、
朝方夜中の2時頃には起きて夜中起きているさおりさんのケアをしていました。
みどり先生は、真夜中まで起きて、朝方眠るサイクルの生活をされていました。
今は、さおりさんのお食事、夜中のケアは、
スタッフが受け継がせていただいております。
さおりさんと一緒にいさせていただいて、さおりさんを守るということは、
こんなに自分を強く保っていられるのだなと驚いています。
どんなにハードなスケジュールでも、
さおりさんの笑顔や安らかな寝顔を守るためなら、
なんでもできるような気持ちになります。
実際とてもいとおしく、とっても愛らしいさおりさんを感じます。