ブログ説明


早穂理さんは、いのちの森「水輪」を造った塩澤夫妻の娘さんのお名前です。出産時に分娩の医療ミスにより、脳に傷をつけてしまいました。
早穂理さんは歩くことも、話すことも、自分の手で食べることもできませんが、心はみんな解っているようです。そんな早穂理さんの毎日を紹介させて頂きます。
ご感想・お問合せは、メール suirin@suirin.com までお願いいたします。

2014年5月5日月曜日

さおりさんのベランダ



みなさん、こんにちは。飯綱高原にも春が来ました。先日まで雪が残っていたのですが、あっという間に地面が見えてきたとおもったら、いつの間にか解けて消えてしまいました。しかし、まだまだ風は冷たいです。
 春を迎えるにあたって、庭の整備をスタッフ実習生で進めています。
ナナカマドのへやのベランダも、補修が完成しました。冬の間に、雪の重みで壊れてしまった箇所を大工さんに直してもらい、今日は、ペンキ塗りをスタッフがしました。
丁寧に丁寧に、ムラにならないように塗ってくれていました。
 さおりさんも、ペンキ塗りの様子を、ベッドに座って眺めていました。ありがとうね、と言っているようでした。



 これから、暖かい季節になると、さおりさんはベランダへ日向ぼっこをしに外へ出ます。ほとんど太陽の光を浴びず、室内にいるさおりさんですが、この時ばかりは、太陽の光を満喫します。そして風も感じて嬉しそうにしているようすが、目に浮かびます。
今年はたくさん日向ぼっこができるといいです。


担当、さとう


2014年4月15日火曜日

お誕生日



こんにちは。先日4月3日はさおりちゃんのお誕生日でした。今年で39歳になるさおりさん。1年1年を大切に生きてこられました。今年も、風邪をひいたり水疱瘡になったりと大変な1年でした。お誕生日の当日には、さおりちゃんのことを大切に思っていてくださる、Mさんから、すてきな花束が届きました。プチママンだったSさんからも、キテイちゃんグッズが届きました。さおりちゃんもみんなに祝福されてよろこんでいたとおもいます。

 担当、さとう



2014年3月31日月曜日

卒業



みなさま、こんにちは。3月も末になり卒業そして入学の季節になりました。いのちの森水輪からも卒業生があり、さおりさんケアに入っていた実習生のSさんも今日で卒業となりました。4年間学んだSさんは、誠実さ、素直さで水輪ではぴかいちと皆から太鼓判を押されています。
 さおりさんケアでは、さおりさんの愛に包まれながら、自分の内側に隠れている愛に気付き、母性を育み、誠実さを学んでいきます。もちろん、さおりさんは自分で話すこと、伝えることができませんから、100パーセント気持ちをさおりさんに向けて、さおりさんの心の声を聴くことが必要です。おなかが痛くないかな、足が冷たくなっていないかな、
感性のすべてを使ってさおりちゃんに接します。さおりちゃんの声の調子やしぐさ、体全体でその時の自分を表現しているさおりちゃんの声を聞き取ります。そうすると、自分の
雑念が取れ、さおりちゃんが笑ってくれるとうれしくなり、さおりちゃんとつながり合っているような気持になり、幸せを感じます。



担当、さとう

2014年3月25日火曜日

回復



皆さんこんにちは。さおりちゃんは、少しずつ回復してきています。大風邪をひいたあとに水疱瘡にかかり、体力的に消耗しましたが、ここ二、三日でだんだんと笑顔が戻ってきました。前回のブログに書いたとおり足の裏から頭の先、そして口の中まで水疱瘡がでたさおりちゃんは、痛いやら痒いやらたいへんだったとおもいます。しかしそのことを口に出すこともできずに、ただたださおりちゃんは耐えていました。そしてそれだけでなく、わたしたちに優しくも、強い笑顔をかえしてくれていました。 
 今回は、細菌の怖さを知りました。免疫力の落ちたさおりさんは乳腺症が悪化し化膿してしまったり、結膜炎にすぐなって目が真っ赤になってしまったりしています。
清潔を心がけていくことがどれだけ大事かがわかりました。    


担当、さとう

2014年3月19日水曜日

寒い日は勉強会を



みなさん、こんにちは。長野は、飯綱は大雪です。こういう寒い日には、皆で集まって勉強会が昼間から開かれます。今日はさおり庵へ皆が集まりました。現場の問題点などを挙げて、自分の在り方がどうなのか、どうしてミスが起こってしまったのか話し合います。
勉強会の中では、普段それぞれが自分自身の実習している間に感じたこと、などをだしあいながら、共感したり、実習生の成長度がみえてきたりと心の交流があり、元気がもらえます。その隣の部屋では、明け方からやっと眠りについたさおりちゃんが、すやすやと健やかな寝息を立てて、眠っています。皆の熱心さがさおりちゃんの部屋まで伝わってきますが、さおりちゃんは、どんな夢を見ているのでしょう。皆とワークスタデイの実習をしている夢でしょうか。


担当、さとう

2014年3月4日火曜日

さおりさんの水疱瘡




みなさん、こんにちは。
さおりさんは、再び熱が出て、39度台をいったりきたりしていました。ふしぎに肺の状態はとてもよく、何からの熱なのか、乳腺症がうんだための熱かと思っていました。
そうしているうちに、じんましんのようなものが体中にできて水疱ができてしまいました、口の中にまで(!)です。
今回、熱をさげるために弱い抗生剤や熱冷ましをつかったのでその副作用で薬疹が出たのだろうと主治医の山田先生がおっしゃいました。
この間も、帯津先生が毎日TELをくださり、心配してレメディの処方をしてくださいました。
最終てきには、薬疹ではなく、水疱瘡ということがわりました。さおりちゃんは、かゆいし、痛いし、でもかけないし、声はカニューレーで出ないし、本当に忍耐強く、がまんしていたと思います。
この病気をこえることで、また一つ、たましいの輝きを増したさおりさんに会えることと思います。さおりさんは熱のある時でも私達ににこっと笑ってくれます。
本当にすごいなぁーと思います。
このことはさおりさんの魂が病気雑念にふりまわされないのだと思います。

2014年2月11日火曜日

お母さんだいすき





こんにちは。さおりさんが好きなのは、やっぱり一番はおかあさんです。
さおりさんはみどり先生のお腹の上で、よこになる時いつも嬉しそうです。私が水輪に来た時から10年間、変わらない風景です。たぶん10年以上まえさおりちゃんの小さい時からみどり先生はさおりちゃんを膝の上にだっこしていたのだろうと思います。さおりちゃんもみどり先生のお腹の上だと、不思議と安心して安眠できるのか、みどり先生の声を聞きながらすやすやといつも眠っています。小発作も不思議と起こりません。みどり先生は、6年前のさおりちゃんの入院のとき、いつもお腹の上にだっこしているのに、それができないので、お腹のあたりがさびしくてさびしくてしょうがなかった、とおっしゃっていました。カンガルーのお母さんってこんな感じなのかしら?とおっしゃっていました。



担当、さとう

2014年2月10日月曜日

死ぬ場所、生きる場所を選ぶ



こんにちは。さおりちゃんは風邪から大分回復してきており、ここ2,3日とても元気が出てきました。
さおりさんは6年前、日赤病院へ風邪でにゅういんしましたが、それを最後に風邪をひいても病院に入院して治療しない事をお父さんとお母さんは決めました。
入院する事で抗生剤や、お薬ずけの治療法をする事から、どんどん体力が落ち死ぬ寸前にまで行ってしまったことが何回もあるので、入院はしないでおこう、お家で出来るだけのことをしようと思い、お医者さんに家に来ていただいたり、おびつ先生にお聞きして、ホメオパシーを中心とした、自然療法をしながら在宅で家族に囲まれて過ごす事を選んでいます。病院に入院すると、抗生剤を打たれますが、さおりちゃんは体質的に合わないようで、体が冷えたり、副作用ばかりが強く出ます。そして、抗生剤を打つと、細菌と抗生剤との戦いが体の中で始まります。病院の中では、つぎつぎと抗生剤に打ち勝つ強い菌が現われ、それに勝つ抗生剤を、これがだめならあれ、あれがダメなら次の抗生剤と、次々と使っていきます。そうしていくうちに、ただの風邪から肺炎になってしまい、からだがよわってくるとMRSAと緑濃菌という恐ろしい菌に身体を冒されてしまいます。前回の入院では、抗生剤を使い続け、その副作用から内臓出血がおこり、胃からも腸からもいたるところから出血がおこりました。そして、なにも打つ手がない状態になり、主治医の先生もお手上げ状態で、一切の西洋医学の治療が打ち切りとなり、ただ毎日点滴を打つだけの中で、みどり先生はおびつ先生と毎日の電話のやり取りをし、ホメオパシーを使いつづけ、痰の吸引をし続けました。そして死を待つだけの中で最後の手段として大量ステロイドとモルヒネの投与となりました。
 そのいちかばちかのステロイドが効いて回復し生還することができたのです。がなぜ助かったのかというと、今振り返っても西洋の抗生物質であるホメオパシーが、とことんいのちの力を底上げしていてくれ、だれもがあきらめていたなかでさおりさんの肺から出る痰をみどり先生が吸引し続けてくれたからだとおもいます。
 みどり先生は、今日はまもなくさおりさんはご臨終となりますので、亡くなったら地下の霊安室へ行ってくださいと言われた夜も、さおりさんが肺に痰がいっぱい詰まった状態で旅立つのは可哀想といって、一晩中痰をとりつづけていました。
 そしてさおりちゃんは、病院で死ぬのではなく、住み慣れたおうちで死ぬこと、=生きる事を選んで今日も飯綱で暮らしています。



 

担当さとう

2014年2月8日土曜日

さおりちゃんの大かぜ




こんにちは。早穂理さんは、最近まで風邪をひき、高熱が出ていました。しかし、さおりちゃんのがんばりと皆の願いが一つになって、無事、今回も復活しました。「早穂理ちゃんは、強いね。」と訪問してくださった看護士の深沢さんがおっしゃいました。
 今日は、お風呂にも入ることができました。同時に伸び放題だった髪の毛も、わしおさんにきってもらうことができました。
 一回り小さくなってしまったように思える早穂理さんですが、これから食事量も増やし体力をつけて行きたいと思っています。