さおりさんへのお手紙⑬
早穂理さんへ
大宇宙の歴史にとって、人間存在というものは、本当にちっぽけで、
いつか無くなってしまうのならば、
一体自分には何の意味があるのだろう、
何の為に生まれてきたのだろうと時々考えてしまいます。
でも起こってくることは、全て起こるべくして起きているという言葉を、
私はここ水輪で学び、胸に刻んでいます。
たったひとしずくの命が、水面に輪をつくっていくように、
人々の愛という輪を広げていく。
ひとしずくの命が一人の人を笑顔にし、また一人の人を笑顔にする。
大切なことに気づかせてくれる。
早穂理さんはいつも、本当に大切なことは何かということを
私たちに教えようと、気づかせようとしてくれています。
大宇宙の歴史にとって、私たち人間が生かされている時間は、本当に一瞬で、
私たちの存在は本当にちっぽけなものかもしれない。
でも、私たちが早穂理さん、そして研先生、みどり先生から教わる、
人として忘れてはいけないもの、
現代化した今の世の中で、失いかけている大切なもの、大切なことを
この水輪という地から世界に呼びかける、発信していく、
人と人とがつながり合う、愛の輪を広げていくことは、
大宇宙の歴史にって、何かしらの意味があり、価値がある。
そして私自身が人生の中で挫折を経験し、
心を病み、それによって導かれるように
水輪と出会ったこと、
さおりさんと出会ったことにも全て意味があり、価値がある。
私は水輪での教え、自分自身が学んできたこと、
今学んでいること、それらを次の世代へつないでいくこと、
伝えていくことが、私自身の使命であり、
人生と、そう思っています。
重い脳障害を抱えたさおりさんが、
これほどの光を放っているのと同じように、
私たち人間は、本当は一人ひとりが輝いていて、
一人ひとりが本当に大切な存在なのだと、
私はさおりさんから教わりました。
どんな病気を抱えていても、どんなハンディを抱えていたとしても、
誰一人として価値のない人間などいない、
同じ人などいないのだと。
そして過去の自分がそうであったように、
生きる意味を失い、生きる価値がわからなくなった人に、
もう一度光を取り戻してほしい、
自分の存在を信じられるようになってほしい。
弱さゆえに、求めて求めて、求め続けている人に、
本当の幸せはそこにはないのだと、
青い鳥はどこを探しても見つからな、
青い鳥はいつでも自分の心の内にあり、
幸せはいつでも自分の心の中にあるのだということを、
私自身がこれからの人生で忘れないで生きてゆくということとk、
それを一人でも多くの人に伝えていく、
愛の輪を広げていくことが
私自身の願いであり、想いであると、
私は感じています。
私がここでこう感じられているのも、
すべて早穂理さんというひとしずくの命が
この世に生まれてきてくれたおかげです。
早穂理さん、ありがとう。
(C.A.)
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