さおりさんへのお手紙⑭
さおりさんへ
私は今、さおりさんと同じ屋根の下で
日々の生活を送らせていただいております。
さおりさんと一緒にいていつも感じることは、
「心がほっとする」、
この一言に尽きると思います。
私がさおりさんに対して行えることは、
本当に微々たるものかもしれませんが、
お運びやご飯入れなど、
普通に生活するうえではめったに経験できるものではない、
介助の心というものを学ばせていただける
とても貴重な経験をさせていただいています。
日々の実習の中で忘れがちな
人間の良心というものを思い出させてくれる、
あるいはそのような心を育ててくれる、
人の荒んだ心を見直させてくれる存在、
さおりさんは周りの方々にとって
そのような存在といえると思います。
これkらも私たちのオアシスとなり、
見守っていただけたら嬉しいです。
いつまでもお元気でいてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
(T.O.)